徒弟制度を続けている企業がまだあるそうですが、今この時代に徒弟制度はブラック企業だと思われがちですよね。

徒弟制度というものは、厳しい戒律がありますが、実際に労働基準法に抵触していないのでしょうか?徒弟制度のメリットとデメリットは一体何なのでしょう?

それでは徒弟制度について見ていきましょう。

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徒弟制度の意味

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徒弟制度とは職人さんの業界に良くあった制度ですね。日本では親方制度とも呼ばれていて丁稚奉公という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

寿司や大工、工芸品などの分野をイメージしますが、親しみのあるところでは芸能界も昔は徒弟制度ですよね。

お笑い芸人の世界で言えば、吉本興業のNSCなど今は事務所が養成所を開設しているので違いますが、昔は弟子や付き人になって師匠に付いて芸を学ぶ。こんな風潮がありました。

このことからも何となくイメージできると思いますが、徒弟制度の意味は、一定期間、親方や師匠の家に住み込みで雑用をしながら、商工業や芸事などの技術を見習う制度のことです。

徒弟制度はブラック企業?

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今この時代では実際にブラック企業や過労働など社会的問題もあって、徒弟制度はブラック企業だと思われてもおかしくないですよね。

いまだに徒弟制度を続けている注文家具メーカーの秋山木工では、

・入社後は丸坊主。女性の丁稚も1年目は丸刈りで過ごす。
・携帯電話やメールは禁止で連絡手段は手紙のみ
・家族と会えるのは盆・正月の帰省時のみ。
・親からの仕送りや小遣いは許さない。
・プライベートを完全に捨てて修業に専念するため、恋愛が発覚したら即刻クビ。

引用:NEWSポストセブン

と、今の時代にそぐわない厳しい勤務環境ですよね。今の時代、特に若い方から見ればブラック企業って思われても仕方ないかなって思います。

また全寮制で起床から就寝までギッチリスケジュールが組まれているので、刑務所じゃん!っていう声も多いです^^;

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まぁこれがまさに徒弟制度ではあるんですが、ただブラック企業と同じではありません。

ブラック企業は「社員を使いつぶすのが前提の会社」、徒弟制度は「将来的に社員を職人にするための厳しさを設けてる会社」

したがって、厳しい勤務環境を乗り越えた先があるんですよね。一流の職人であったり芸人であったり。

まぁそれでも、今の時代はそこまでしなくても勝ち取れる、という時代だとも思います。

ただ、この会社の他のルールに

・名前や出身地はもちろん、8年後の自分の姿や将来の目標まで、自己紹介が完璧にできないと入社できない。

・挨拶のできた人から現場に行かせてもらえる

・連絡・報告・相談のできる人から現場に行かせてもらえる

引用:NEWSポストセブン

これらの事は、社会に出て働く上で大切だと思うし、挨拶や報連相が出来ない人は若い人に限らず多いのも事実です(^_^;)

徒弟制度は労働基準法に抵触?

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元々労働基準法は、旧態依然の徒弟制度を排除するために作られた法律です。

技能の習得の目的のために、最低賃金未満でこき使ったり長時間労働を強要したりしてはいけないんです。したがって、あまりに厳しい徒弟制度は労働基準法に抵触する可能性があります。

そもそも修行の厳しさと労働条件の厳しさは別問題なので、労働時間や賃金は適正にしなければいけません。それは職人の世界でも同様です。

徒弟制度のメリットとデメリットは?

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徒弟制度のメリットは、具体的な目標を設定することが出来るようになり、師匠、先生、メンターなど優れた人と時間を共有することで、同じ感覚を身につけることが出来るんですね。

また師匠など優れた人物は加速度的な感覚も持っているので、そばにいて真似をすることで加速度的な感覚を身につき成長も早いんですね。

徒弟制度のデメリットはこれまで記述してきたことが入るでしょう。徒弟制度が流行った時代はまだ貧困層が多く「食うために働く」時代だったんです。

なので、問答無用で修行して、自立して食っていく力を身に付けなければならなかったんですよね。

ただ現在はそうではないので、所謂徒弟制度そのものを取り入れるのは難しいと思いますし、実際徒弟制度が崩れてきているのが現状です。