2016年12月19日に、政府は福井県にある高速増殖原型炉「もんじゅ」を廃炉にする方針を表明し、近日開催される原子力関係閣僚会議で最終決定するようです。

原子炉の葉色は近くの住民には健康面での安心はあると思いますが、他にも得をする人がいるとの噂があるようです。

もんじゅの廃炉決定に対して、福井県知事は反対しているようなのですが、それは何故なのでしょうか?費用や福井県への影響を考えてのことなのでしょうか?

またもんじゅの廃炉方法がない、という噂もあるのですが真相はどうなのでしょう?

それでは、もんじゅの廃炉問題について見ていきましょう。

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もんじゅ廃炉決定?

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政府は福井県にある、高速増殖原型炉「もんじゅ」を廃炉にする方針を表明しました。ただこの段階では9割の決定といったとこでしょうか。

最終決定は21日に開催される原子力関係閣僚会議で行われます。

~追記~

2016年12月21日に政府は「もんじゅ」を正式に廃炉にする事を決定しました

もんじゅは1995年にナトリウム漏洩事故を起こしてから運転は停止されています。2012年には機器点検漏れが大量に発覚して、翌年の2013年には運転禁止命令が発令されています。

もんじゅの事故は人的災害も絡んでいそうですが、やはり運転禁止は妥当だと思います。もんじゅを廃炉にすることで、安心する人も多いと思います。

しかし、もんじゅの廃炉の思惑は別にあるとも噂されています。それは高速炉「アストリッド計画」。

フランスが推めている高速炉「アスリッド」に、もんじゅを廃炉した分のエネルギー源を賄う構想があるようなのです。

この「アスリッド」は2030年以降に開発予定とのことなので、まだまだ先の話なんですが、しかし現段階での「アスリッド」は耐震性に弱いので、地震大国の日本で運用することは懸念されます。

高速炉「アストリッド計画」は政府の高官がコメントしていたという話なんですが、本当に推めて良いのでしょうか。

まだ時間がある分、現在分かっている不安な部分は解消されるかもしれませんけど・・・

もんじゅ廃炉決定も知事反対の理由は費用や影響?

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もんじゅ廃炉決定に福井県知事は反対しているようです。福井県知事のコメントは

「到底受け入れられない。見直しを強く求める」

実は福井県敦賀市の住民はもんじゅ廃炉反対が多いんだそうです。これは福井県とその他全国でもんじゅ廃炉賛成と反対の動向は違います。

全国的なアンケートですと、もんじゅの廃炉に賛成は7割以上を占めます。しかし、地元住民はもんじゅ廃炉決定に対して不信や困惑の声が挙がったそうです。

というのももんじゅの廃炉が決定してしまえば、地元経済の悪化や税収面への影響が計り知れないからです。

福井県は政府から「もんじゅの維持費」として、年間200億円の恩恵を受けているそうで、このことが福井県の経済に強く影響しているから、と言われています。

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まぁ、もんじゅの1日の維持費が5千万円っていわれているので、もしかしたら200億円以上かもしれません^^;

したがって、福井県知事も地元の経済悪化を懸念しているからこそ、反対しているんだと思います。

地元にしたら死活問題かもしれませんが、原子炉推進のイメージの強い政府が廃炉を促しているところから見て、もんじゅに対しては見切りをつけた感じがしますね。

福井県敦賀市民の一人がこうも言っています。

「ほとんど動いた実績がないのに、1兆円超がつぎ込まれてきたのは異常。廃炉にかじを切るのは当然だ」

全て税金、国民の血税ですからね・・・しかし廃炉するにしても3000億円かかるんですけどね(;´Д`)

もんじゅの廃炉方法がない?

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実は日本では原子炉の廃炉が完了した事例はないんです。しかももんじゅの廃炉方法で問題になるのがナトリウムです。

ナトリウムは空気に触れるだけで発火する恐れがあるので、廃炉作業にも影響を及ぼすでしょう。もし事故など起こそうものなら大災害になる危険もあります。

このまま維持するにしても、廃炉にするにしてもとても大変で危険なことには変わらないです。しかし、22年間で250日しか稼働していないもんじゅは負の遺産になりえますね・・・

もんじゅの廃炉の費用は3000億円といわれていますが、実はナトリウムを除去する研究開発費は計上されていなことから、もんじゅの廃炉費用は3000億円以上ということになります。

このことからも分かるように、そもそもまだナトリウムを除去する技術が日本にはありません。

したがって、もんじゅの廃炉が決定しても現実的に廃炉が完了するのは、恐らく子供たちの世代以降なのではないでしょうか。