東日本大震災の復興の現状や取り組み支援はどうなっているのか?

2011年3月11日に発生した未曾有の大災害「東日本大震災」は2017年3月11日でまる六年になります。

メディアで取りあげられることが少なくなってしまいましたが、東日本大震災の復興は現状どうなっているのでしょうか?

また東日本大震災の復興の取り組みや支援はどうなっているのでしょう。そして東日本大震災の復興の課題は何なのでしょうか。

それでは、東日本大震災の復興について見ていきましょう。

 

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東日本大震災の復興の現状は?

被災者の現状

東日本大震災の復興の現状は、2016年11月の時点で避難者は約14万人で、多くの被災者の方は県内の仮設住宅等で生活しているそうですが、県外に移り住んだ人も約5万人いるそうです。

また仮設住宅や公共住宅から一般の住宅への移転が進んでいるそうで、2012年4月のピークだった12万4千戸の仮設住宅が、現在は4万5千戸まで減少したそうです。

震災から6年近くたっても、まだ14万人もの人たちが避難生活を送っている事に正直驚きました。

確かに震災直後は47万人の避難者がいたそうでなので、6割強は少なくなりましたが。やはりどれだけ大変なことだったのかというのを改めて感じます。

県外に移り住んだ避難者約5万人のうち約4万人は福島県の避難者だそうで、帰郷できるのか、避難地で永住するのか帰路に立たされている人もいるんだとか。

住宅や街の現状

インフラ関連は生活に密着したインフラ整備はほとんど完了したそうです。生活に密着したインフラなので電気やガス、上下水道だと思われますが、まだ道路や交通物流の整備がまだこれからのようです。

最低限の生活できる状況は整ってようですが、まだまだ他の地域で当たり前にあることや出来ることが難しい部分というのはあるようで、今後の政府の取り組みに期待します。

産業の現状

被災した3県(岩手県、宮城県、福島県)では震災前の水準まで回復したそうですが、風評被害の影響がやはり大きく、特に観光業は未だにその影響を受けているそうです。

しかし、観光業も徐々に回復しつつあります。

また水産加工業などは回復が贈れているそうで、これも風評被害の影響も少なからずあるのではないでしょうか。

 

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東日本大震災の復興の取り組み支援はどうなっているのか?

東日本大震災 復興 取り組み 支援

東日本大震災の復興の取り組みや支援は復興庁が担っています。

被災者への取り組み支援

避難生活が長期化している避難者への心のケアの一環として、ワークショップや発表会など交流する場を作り、地域のコミュニテイを形成、活性化させる取り組みをしているそうです。

避難者が孤立してしまう状況になりやすく、心がすり減って行ってしまう現状を地域で助け合っていくのは必要なことですよね。特に同じような体験や境遇をしてきているので上手くいけば絆は深くなるのではないか、と思います。

また避難者の住宅再建相談、生活・就労相談等、現状生活していくために必要な事柄について相談する取り組みもしているそうです。

住宅や街への取り組み支援

生活に密着したインフラ整備はもちろん、農地法の規制緩和から始まり、財産管理制度、土地収用制度、用地実務支援の措置を拡充したり、再建工事集中時の建設事業者の人材・資材確保の支援を行っているようです。

2017年現在では生活に密着したインフラ整備はほぼ完了しているので、引き続きその他インフラ整備の早期復旧を願っています。

産業への取り組み支援

中小企業に被災施設の復旧のためのグループ補助金や仮設工場、仮設店舗の整備など企業の復興促進の支援を続けているようです。これは農業や水産業、そして観光業にも支援の取り組みはなされているようです。

 

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東日本大震災の復興の課題とは?

現状復興に向けて進んで入るようですが、課題もあるようです。

被災者の復興の課題

東日本大震災から6年経過して避難生活も長期化しています。現状の取り組みも心のケアを行っているようですが、さらに心のケアが重要になってきます。

高齢者などのケアはもちろん、コミュニティの活性化や生きがいを持つきっかけとなる場を作り出すことが必要となってきます。そこにはやはりコミュニティ形成や活性化が重要だと思います。

住宅や街の復興の課題

残りのインフラの早期整備回復です。現状道路や鉄道の復旧はまだ完全に復旧はしていないので、道路や復興支援道路の早期開通、鉄道の復旧が望まれます。

産業の復興の課題

産業においては商店街の再建や水産加工業の新規開拓、観光業においては東北の魅力を国内外に発信する取り組みなど、色々な課題があると思います。

高齢化社会が進む中、東北の経済を支える産業の再生は急務だと思うんです。

まとめ

東日本大震災から約6年立ちました。小学校1年生が6年生になるくらいの期間が経ちましたが、未だ避難生活を送られている方が大勢います。

今後も復旧作業や支援は進んでいくと思いますが、東日本大震災の復興支援や取り組みに目を向けていきたいと思います。