歌手の椎名林檎さんの最新グッズがヘルプマークや赤十字にそっくりなデザインだと、ネットで話題になっています。
ヘルプマークと赤十字のデザインに似ていることで、これはマズイのではないかという感想も多く炎上状態です。
また法律違反になるのでは?という声も挙がっています。
ヘルプマークと赤十字のデザインがもつ本来の医療的な役割と酷似したデザインを提案したのは、デザイナーと本人どちらなのでしょう?
そこで今回は椎名林檎さんの最新グッズについて見ていきます。
それでは早速見ていきましょう。
[quads id=1]
椎名林檎の最新のグッズ
椎名林檎さんが2022年11月30日に発売予定のリミックスアルバム「百薬の長」のグッズが上の画像です。
- 左上と左下:夢語りマスク(マスク+マスクケース・セット)
- 右下:これっポーチ(ミニ巾着ポーチ)
- 右上:諸々券ケース(アクリル・カードケース)
椎名林檎の最新グッズがヘルプマークと赤十字にそっくりで法律違反?
椎名林檎さんのリミックスアルバムの特典グッズのカードケース、ヘルプマークにしか見えないのだけど…。 pic.twitter.com/M7hKoMxEfa
— えり (@yukichi_0513) October 7, 2022
椎名林檎さんの最新グッズのうち夢語りマスクと諸々券ケースが、ヘルプマークと赤十字にそっくりなんですね。
上のツイート画像は椎名林檎さんさんのリミックスアルバム「百薬の長」のグッズ「諸々券ケース」とヘルプマークを比較した画像。
本当にそっくりです。。。
ヘルプマークとは
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
これは誤解を招く恐れがあるし、最悪そのグッズのせいでトラブルになる可能性も・・・
そして夢語りマスクと諸々券ケースには赤十字のマークと酷似したマークが。
実は赤十字のマークを使用できるのは法律に定められている組織だけなんですね。
市販の衣類や社章やブランドマークはもちろん、救急箱や薬局、赤十字病院以外の病院でも使用できません。
また単に医療、看護、救急などをイメージした表示にも使用できないんです。
更に赤十字マークに類似したマークも使用することは出来ないんです。
これは『赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律』にて定められています。
第1条では「~みだりにこれを用いてはならない」という記載があり、第4条では「第1条の規定に違反した者は、6月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」と明記されています。
今回の椎名林檎さんのグッズが『赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律』に抵触するかの判断ですが、赤十字のマークに類似しているかどうかになりますよね。
類似しているかどうかの判断について日本赤十字社のサイトに記載がありました。
人々が見て「これは赤十字のマークかな?」と思うようなマークは赤十字マークに類似したマークと考えられます。
引用:日本赤十字社Webサイト
今回の椎名林檎さんの最新グッズがヘルプマークと赤十字に似ているとTwitterを始めネットで炎上しているということは、法律違反になる可能性もありえるかもしれません。
すくなくてもグッズの変更の可能性は多いにありそうですね。
[quads id=1]
椎名林檎の最新のグッズ酷似の責任はデザイナーにある?
この投稿をInstagramで見る
椎名林檎さんのリミックスアルバム「百薬の長」のグッズがヘルプマークと赤十字に似たグッズにより法律違反になる可能性、その責任はデザイナーにあるという声が多いです。
椎名林檎のヘルプマーク酷似グッズ、椎名林檎本人があのデザインでグッズを作ろうとしたのかデザイナーなのかは置いておいても、こうやって発表される前に大勢のスタッフが関わってるはずで、その中で誰ひとりとしてデザインを問題視せずにいたのが怖いだろ
— 焙茶 (@hojiteaaaa) October 8, 2022
;
椎名林檎さんの曲好きだったのに、ヘルプマーク類似グッズの件で、嫌いになりそう…
こういうのにOK出す人だったのか…デザイナー悪いし、OK出した椎名さんサイドもユニバーサルミュージックも悪いぞ
— はくゆ (@hakuy_dr) October 8, 2022
椎名林檎さんのヘルプマークを真似たデザインのグッズ、軽い気持ちで真似たであろうデザイナーもさることながら、あれを通したスタッフの浅はかさに驚く。アーティストへの信頼を揺るがす事態を引き起こすという想像は出来なかったのだろうか。止められる人材は居なかったのだろうか。
— まこと94 (@makoto94104) October 8, 2022
椎名林檎のヘルプマーク、デザイナーが知らない訳無いのになんで止めなかったの?
誰発案かは知らんけど本物にソックリなパロディグッズってめちゃくちゃ可愛いからやりたくなる気持ちはわかるんだよ、だからこそ止めれるやつがちゃんと説明して止めなきゃダメだよ…— ぐっち (@jzZdf5rEC6at6Bu) October 8, 2022
椎名林檎ちゃんのグッズがヘルプマークの意匠をパロディ化してる件
デザイナーには社会性が必要なのだと感じる
ねえこれ面白いでしょっ!て勢い任せでで世に出してしまうのは高校の美術部くらいまででやめてほしい— すだちちゃん【公式】 (@sudachichangogo) October 8, 2022
椎名林檎さんのグッズ、企画者もデザイナーも看護師のコスプレ感覚の軽い気持ちだったんでしょうが、赤十字が背負う血の歴史やヘルプマークが担う援助の文化を知っている人達にとっては悪質な文化盗用にしか見えないですし、あの意匠の意味が軽くなると実害が発生するので、炎上も仕方ないと思います。
— 楽蛙 (@Timeline_Frog) October 8, 2022
デザイナーはもちろん、ヘルプマークや赤十字に似てるデザインにOKを出した椎名林檎さんやレーベルのUNIVERSAL MUSIC JAPANに対しても批判の声が挙がっています。
一方でこんな意見も
椎名林檎さんのヘルプマークの件についてデザイナー批判凄く見るんだけど前提条件としてデザイナーが事情知ってても依頼者がこう作って!こっちが責任もつから!て言われたらデザイン出すしかないのよ…どんな経緯であのデザインが出来上がったのか公表もされてないのにデザイナー批判するのは違うよ🥲
— よしぐみ🍿西4 A32a (@mgmgzap) October 8, 2022
椎名林檎のヘルプマークでデザイナーが批判されてるの可哀想
あれを通した大人たちが問題だろ
— じいん (@jiintou_) October 8, 2022
確かにヘルプマークや赤十字に酷似したデザインになった経緯が分からないので、デザイナーの発案なのか分からないしデザイナーが全て悪いとは言い切れないですね。
また大抵は仕事を請けるデザイナーさんの方が立場は弱いはずですから、依頼元の意向に逆らえない部分はあったのかもしれません。特に大手で人気アーティストですから。
とは言え、デザイナーに全く責任が無いとは思えないし、言える状況でもないですよね。
また決定権のある上層部も責任はあるし、椎名林檎さんも責任は問われるてしまうかなと思います。
最後に
椎名林檎さんさんのリミックスアルバム「百薬の長」の発売は11月30日とまだ先なので、グッズの差し替えなど対処できる時間はあると思います。
さすがに医療や人の命に関わる事にもなり得るのでマズイですよね。
また中には
「些細なこと」 「椎名林檎に宣伝して貰ってるようなものだから感謝しろ」
という声があるようですが、赤十字が宣伝する意味ってあるのか・・・(怖
そのようなあり得ない稚拙な考えを持ってしまう人もいるのが末恐ろしいですね。
法律違反になりそうだしここまで炎上しているので、椎名林檎さんサイドは何かしらの対応をするのではないでしょうか。